私も遅ればせながら、実写版映画「ひぐらしのなく頃に」を観てきましたよ。
自分の感想としては、この映画アリだと思いますね。
この時期になると、劇場に来ていた観客も原作を全く知らない、という人が大半を占めるようになってて(これは結構驚いたけど)、その層、特に女の子はみんな心底怖がってたりしていて、「あまりに怖くて、耐えられなくなって外に飛び出しそうになった」なんて子もいたり。
オタク視点で見るとどうしても「粗さがし」になってしまうし、実際「粗」は結構多いんだけれど、原作ファンなら尚更それでも見に行くべき価値はあると思います。映画から作品に入った人との共通認識を持つ、みたいな意味でもね。


演技も、ものすごく酷いものを想像してたので、まあイントネーションや滑舌はところどころ気になりましたが(特に各キャラの名前紹介のとき)そんなに悪いってほどでもないじゃん?といったところでしょうか。


一方演出方面では、それはないんじゃない?といった印象を受けるものが少なからずありました。
個人的に「ないわー」と思った演出を3つ。
・作り物の虫
・「嘘だ!《ぶぞどぁ》」(テロップつき)
・羽入w

ま、「嘘だ」テロップは、この映画の象徴ともいうべき箇所なのでむしろ無いと物足りないとさえ思ってる部分もありますが。
作り物の虫は、何度か出てくるのですが、最序盤に出てきてヤツはどん引きしたので。あれはないw
羽入w ええぇぇぇ。


圭一役の俳優さんは、浮世離れした顔だちをしているのでこの作品の雰囲気にはかなりハマってる感じでした。原作ほど頭の良さそうな感じはしない感じではありますが、そこは原作と重ねてはいけないw
レナ。原作とは違うけど、むしろあの容姿の方が怖いよ。
魅音。特に問題なし。演技も良かったんじゃないでしょうか。狂気の演技も、むしろカメラワークや演出でもっとなんとかなったんじゃないでしょうか。そう思う場面は、他の演者さんに関しても多々あったんですが。
沙都子。セリフも少なく、特に違和感もなく。
梨香ちゃん。カワイクはないけどw、神秘的で、綿流しの演舞は見ごたえありました。堂々としてて、存在感あったと思います。


なんだかんだ言って、面白かったですよ?ところどころイラッとはしますが、絶対見に行くべきです。